電子看板などがやや故障しているときに使えるグリッチエフェクトについての記事です。シンプルな2つの組み合わせなので、それぞれGIFなどを使って解説します。

ノイズエフェクト

ひとつめの組み合わせは、ノイズエフェクトです。

Component MaskでGのベクターを指定し、SineとCeilでGの値を調節します。線を横移動に変えたい時は、Component MaskでRを選びます。ここで作った点滅は使いまわしができるので、Material Functionにするのがおすすめです。UVとしてアウトプットします。

noise

 

「MakeV2Speed」Material Functionの中身は以下のようになっています。UVのX,YをDotを使って解体し、それぞれTimeをMultiplyしてアウトプットしています。こうすることで、X方向とY方向を別々にコントロールできます。

 

点滅エフェクト

ふたつめの組み合わせは、点滅エフェクトです。

Timeとランダマイザ用の変数を使い、SineとCeilの値を調節します。

OneMinusをLerpで挿入しているのは、点灯時と消灯時のスパンを入れ替えるためです。テスト用に置いていますが、簡単にバリエーションを増やせるので必要な場合は残しておきます。

flashing

 

完成

実際に街で見かけたものを参考にしました。

ノイズと点滅エフェクトのほかに細かな調節はしていますが、柱のアイデアはこのふたつです。

Lerpを使ってグリッチカラーを指定することもできるので、もっとサイバーパンクっぽいアウトプットを目指しているひとにはおすすめです。

glitch material in ue4